私的アイルランドな音楽(Whiskey in the Jar)
この記事はダブリンアドベントカレンダーの21日目の記事です。
私個人のダブリンとの関わりは2015/5/23 から三週間弱の出張に行った事があるという程度のもので、ダブリン在住だったりではないのですが折角なので書いてみます。
アイルランドというと、音楽が好きな人の中には U2 やエンヤを思い出したり、人によってはケルト音楽を思い浮かべるかもしれません。 それも良いのですが、個人的にはまずメタリカの Whiskey in the Jar を聴いてみて欲しいですね。
「え?メタリカ?全然アイルランド関係ないやん」というツッコミが予想されますが、実はこの曲、アイリッシュトラッドなんですよ。
"Whiskey in the Jar" is a well-known Irish traditional song, set in the southern mountains of Ireland, often with specific mention of counties Cork and Kerry, as well as Fenit, a village in County Kerry. https://en.wikipedia.org/wiki/Whiskeyinthe_Jar
私自身この曲がそういう類のものだとは知らなかったのですが、アイルランドに到着した夜、パブの外を通りかかり音楽に耳を傾けながら物珍しそうに中を覗いてみたりしていたのですが、中で歌い手と客が一緒になって唄っている曲になんだか聞き覚えがあるような気がして後で色々とググって見た所、「あーこれか!」と。
有名らしいのはThe Dublinersというグループのバージョンのようです。
これはこれで良いですね、パブでこれと客の合唱を聴きながらならGUINNESSいつもよりマシマシで飲めそうな気分になります。 (どうでもいいんですけど、GUINNESSっていつもGUINESSとタイポするんですよね。Sが二つなのは覚えられたのですがNも二つなのをいつも忘れる)
ちなみに、アイルランド絡みで言うともう一点、Phil Lynott を思い出す人も多いんじゃないかと思います。
アイルランド出身の彼も Thin Lizzy で Whiskey in the Jar をカヴァーしています。
ちなみに、ダブリンの街中には彼の銅像があります。今の若い人たちがどの程度知っているのかは知りませんが、上の世代の人たち的にはある種ヒーローの一人だったのかもしれませんね。
※ちなみに余談ですが、Thin Lizzy 時代の彼のヒット曲の一つとして Please don't leave me がありますが、私ももれなくこの曲は好きで、ただこれ、私は年代的に遡ってここに行き着いたクチで、まず Pretty Maidsのバージョン から入って、次に「どうやらこれ、Sykesが以前演ってたっぽいぞ」と知り、Whitesnake大好きな私としては当然チェック、さらにその後、実は Thin Lizzy がオリジナルっぽいと知ってようやく大元にたどり着いたんですよね。色々と遡るの、その過程で自分の幅を広げてくれるので大事。
さて、なんだかんだ Whiskey in the Jar ほぼ一曲だけで記事一つ書けてしまいました・・ ブログ書くのに YouTube リンクを探す過程で、Grateful Dead もこの曲をカバーしているを見つけました。他にも探したら色んなアーティストがカバーしているかもしれません。
もしアイルランドでパブに行く機会があったら、Whiskey in the Jar が聴こえてこないか耳をすませてみると楽しいかもしれませんよ、アウェイ感が少しだけ和らぐかもしれないし、その辺の人に「俺はメタリカが好きだったからこの曲知ってんだぜ〜。Thin Lizzy も良いけど!」とか言ったら話が盛り上がるかもしれません。
さぁ、"Musha rain dum a doo, dum a da" と "Whack for my daddy, oh Whack for my daddy, oh There's whiskey in the jar" ってトコだけ歌詞を覚えたらパブへGO!!